もっとろう - おしごと用語ようごしゅう

ナンセイのお仕事しごとうえでポイントになる言葉ことばや、いま社会しゃかい大切たいせつにされている言葉ことばをいくつか紹介しょうかいしていくよ。ちょっとむずかしい言葉ことばおおいけど、になったところがあったら先生せんせい保護者ほごしゃかたいてみよう。

循環型社会じゅんかんがたしゃかい

ゴミを() らしたり(ただし) しく処分(しょぶん) することで、(かぎり) りある資源(しげん)有効(ゆうこう)活用(かつよう) して、環境(かんきょう) への負担(ふたん)() らしていく社会(しゃかい)循環型社会(じゅんかんがたしゃかい)() びます。

(いま) までの(わたし) たちの() らしは、石油(せきゆ)石炭(せきたん) などの天然資源(てんねんしげん)使() って大量生産(たいりょうせいさん)大量消費(たいりょうしょうひ)大量(たいりょう)廃棄(はいき) をしながら発展(はってん) してきました。

しかし、それをそのまま(つづ) けてしまうと、天然資源(てんねんしげん)枯渇(こかつ)地球環境(ちきゅうかんきょう)汚染(おせん) といった環境問題(かんきょうもんだい)(すす) んでしまいます。

そこで、使(つか)() わった製品(せいひん) もできるかぎり再利用(さいりよう) をして、資源(しげん) として社会(しゃかい)循環(じゅんかん) させることで環境問題(かんきょうもんだい)改善(かいぜん) することができます。循環型社会(じゅんかんがたしゃかい)目指(めざ) すためには、(くに)都道府県(とどうふけん)市区町村(しくちょうそん)会社(かいしゃ) 、そして(わたし) たち国民(こくみん)全体(ぜんたい)()()必要(ひつよう) があります。

まずゴミの発生(はっせい)(すく) なくし、できるだけ()(かえ)使(つか) い、最後(さいご)(ただ) しく処分(しょぶん) することが重要(じゅうよう) です。

アスベスト

アスベストとは、石綿(いしわた・せきめん)ともよばれる天然てんねん鉱石こうせきで、えないくらいちいさな繊維せんいでできています。

えにくくくさりにくいなど、とても丈夫じょうぶ便利べんり性質せいしつから「奇跡きせき鉱物こうぶつ」とよばれ、むかし建物たてもの材料ざいりょうおお使つかわれていました。

ところが、アスベストがふくまれた材料ざいりょうがホコリとなり、ひとんだときに、大変たいへん病気びょうきになることがわかりました。

しかも、んでから病気びょうきになるまでになが時間じかんがかかることから、「しずかな時限爆弾じげんばくだん」とばれるようになり、いまでは使用しよう禁止きんしされています。

現在げんざい全国各地ぜんこくかくちで、アスベストが使つかわれていたむかし建物たてもの解体工事かいたいこうじえています。

ナンセイなどの解体工事会社かいたいこうじかいしゃは、工事こうじ安全あんぜんだけではなく、工事現場こうじげんば近隣住民きんりんじゅうみん作業員さぎょういん健康けんこう第一だいいちかんがえて工事こうじおこなっています。

一般廃棄物いっぱんはいきぶつ

わたしたちが普段ふだん「ゴミ」とんでいる廃棄物はいきぶつは、一般廃棄物いっぱんはいきぶつ産業廃棄物さんぎょうはいきぶつの2種類しゅるいかれています。

一般廃棄物いっぱんはいきぶつは、産業廃棄物以外さんぎょうはいきぶついがい廃棄物はいきぶつのことで、家庭かていからるゴミのほとんどが一般廃棄物いっぱんはいきぶつです。

廃棄物はいきぶつなかには一般廃棄物いっぱんはいきぶつなのか産業廃棄物さんぎょうはいきぶつなのか、判断はんだんがしにくい品目ひんもくもあります。

たとえば、建設業けんせつぎょう製紙業せいしぎょう現場げんばからる「かみくず」は産業廃棄物さんぎょうはいきぶつ該当がいとうしますが、オフィスなどで発生はっせいしたコピー用紙ようしのゴミなどは一般廃棄物いっぱんはいきぶつとなります。

一般廃棄物いっぱんはいきぶつは、みなさんがおみの地域ちいきによって分別方法ぶんべつほうほうことなる場合ばあいがあります。

たとえば、プラスチックが可燃かねんゴミでせる地域ちいきなのに、不燃ふねんゴミとしてしてしまった場合ばあい、そのぶんだけゴミのりょうえてしまいます。

ゴミをときは、かならず地域ちいきのルール確認かくにんしましょう。

都市鉱山としこうざん

使用済しようずみの家電かでん携帯電話けいたいでんわ、ゴミとして大量たいりょう廃棄はいきされる工業製品こうぎょうせいひんなどのなか存在そんざいする有用ゆうよう金属資源きんぞくしげん都市としにある鉱山こうざんにたとえて「都市鉱山としこうざん」とんでいます。

これは、ゴミのなか貴重きちょう資源しげんねむっているというかんがかたです。

かぎられた天然資源てんねんしげんからあらたに採掘さいくつをしつづけていると、将来的しょうらいてき 資源しげん枯渇こかつなどの環境問題かんきょうもんだいすすんでしまいます。

廃棄物はいきぶつなかから回収かいしゅうした資源しげん再生さいせいして、あらたな製品せいひん原料げんりょうとして有効活用ゆうこうかつようしていくことは、日本にほんだけでなく世界全体せかいぜんたい経済成長けいざいせいちょうにとっても重要じゅうようかんがかたです。

フロンるい

フロンるいは、エアコンや冷蔵庫れいぞうこなどの冷媒れいばいねつ移動いどうさせるためにもちいられる物質ぶっしつ)として、まわりのおおくの製品せいひん使用しようされてきました。

しかし、フロンるいなかでも「特定とくていフロン」とばれる物質ぶっしつは、 オゾンそう破壊はかい 地球温暖化ちきゅうおんだんかといった地球環境ちきゅうかんきょうわる影響えいきょうあたえることがわかりました。

その、オゾン層破壊効果そうはかいこうかのない「代替だいたいフロン」が使用しようされるようになりましたが、たか温室効果おんしつこうかはあるため、現在げんざい温室効果おんしつこうかひくいノンフロン機器ききへのえがすすめられています。

フロンるい使用しようされた製品せいひん廃棄はいきするときは、メーカーや販売店はんばいてんっていただくか、フロンるい回収かいしゅうができる専門業者せんもんぎょうしゃ依頼いらいすることが法律ほうりつ義務付ぎむづけられています。

グリーン購入こうにゅう

グリーン購入こうにゅうとは、なにかをうときに、それが本当ほんとう必要ひつようものかをかんがえて、値段ねだんやデザインのさだけではなく、環境かんきょうへの負荷ふかができるだけちいさいものグリーン製品せいひん)を優先ゆうせんして購入こうにゅうすることです。

みなさんや私達わたしたち全員ぜんいんが、積極的せっきょくてきにグリーン製品せいひんえらんで購入こうにゅうしていくことで、製品せいひんつく会社かいしゃ環境かんきょう負荷ふかすくないものをたくさん開発かいはつすることにつながります。

そして社会しゃかい全体ぜんたい環境かんきょう配慮はいりょした製品せいひんえれば、将来しょうらいわたって持続じぞく可能かのう循環じゅんかんがた社会しゃかいつくることが可能かのうとなります。

グリーン購入こうにゅうをするときは、エコマークなどの製品せいひんのラベルを参考さんこうにしてください。

産業さんぎょう廃棄物はいきぶつ管理票かんりひょう(産廃さんぱいマニフェスト)

産廃さんぱいマニフェストとは、産業廃棄物さんぎょうはいきぶつ 適正てきせい処理しょりされているか確認かくにんするための書類しょるいです。

産業廃棄物さんぎょうはいきぶつは、ゴミをしたひと責任せきにんがあるため、したゴミが不法投棄ふほうとうきなどの不適切ふてきせつ処理しょりがされていないかを、かなら確認かくにんしなければなりません。

産廃さんぱいマニフェストは、ゴミのりょうだけではなく、「だれが・どこで・どんなゴミを・どれくらいして」、 「だれが・どこにはこび」、「だれが・どこで・どんな処理しょりをしたか」などをこまかく記録きろくする大事だいじ書類しょるいです。

この産廃さんぱいマニフェストをつくっていないと、1年いちねん以下いか懲役ちょうえきまたは100万円ひゃくまんえん以下いか罰金ばっきんしょせられる可能性かのうせいがあります

水銀すいぎん

水銀すいぎんは、自然界しぜんかいでさまざまなかたちで存在そんざいする金属きんぞく一種いっしゅで、むかし体温計たいおんけい蛍光灯けいこうとう、ボタン電池でんちなどに使つかわれていました。

しかし、気化きかした水銀すいぎんや、水銀すいぎん化合物かごうぶつなかにはつよ毒性どくせいのあるものがあり、四大公害病よんだいこうがいびょうのひとつである 水俣病みなまたびょう(※)の原因物質げんいんぶっしつとしてよくられています。

水銀すいぎん使つかわれている製品せいひんてるときは、地域ちいきのルールをまもってただしくてたり、専門せんもん処理しょり会社がいしゃ依頼いらいする必要ひつようがあります。

水俣病みなまたびょうは、1956(昭和しょうわ31)ねん熊本県くまもとけん水俣市みなまたしにある化学工場かがくこうじょう排水はいすいふくまれていた「メチル水銀すいぎん」が原因げんいんきた公害病こうがいびょうです。

おおくの住民じゅうみんが、汚染おせんされた海産物かいさんぶつべたことで、手足てあしがしびれたりまっすぐあるけなくなるなどの中毒症状ちゅうどくしょうじょうこりました。

中間処理ちゅうかんしょり

中間ちゅうかん処理しょりとは、てなどの最終さいしゅう処分しょぶんおこなまえに、れた産業廃棄物さんぎょうはいきぶつ選別せんべつ種類しゅるいごとに分別ぶんべつすること)して、破砕はさいこまかくくだくこと)したり圧縮あっしゅくかためてまとめること)したりすることです。

選別せんべつでは、大型おおがた選別機せんべつき使つかったり、作業員さぎょういん手作業てさぎょうこま仕分しわけをすることで、てるものとリサイクルして再利用さいりようできるものに分別ぶんべつすることができます。

産業廃棄物さんぎょうはいきぶつも、家庭かていのゴミのようにしっかりと分別ぶんべつすることで、産業廃棄物さんぎょうはいきぶつそのもののりょうらしたり、安全あんぜんめられる状態じょうたいにして、環境かんきょうへの負荷ふかひくくすることができます。

欠格要件けっかくようけん

建設業けんせつぎょう廃棄物処理業はいきぶつしょりぎょうおこなうための許可きょか取得しゅとくするには、つぎのような条件じょうけん必要ひつようです。

専門的せんもんてき知識ちしき経験けいけん資格しかくがあること
十分じゅうぶん資金しきんがあること
重大じゅうだい法律違反ほうりついはんおかしていないこと
反社会的勢力はんしゃかいてきせいりょくとつながっていないこと

など、これらの条件じょうけんをまとめて「欠格要件けっかくようけん」といます。 廃棄物処理業はいきぶつしょりぎょうではさらに、ほか環境かんきょうかんする法律ほうりつ違反いはんしたことがあっても許可きょかけることができません。

また、すでに許可きょか取得しゅとくしている会社かいしゃでも、欠格要件けっかくようけん該当がいとうしてしまうと許可きょかされてしまいます。

建設業けんせつぎょう廃棄物処理業はいきぶつしょりぎょうは、私達わたしたちらしをささえるとても大切たいせつ仕事しごとですので、すべての条件じょうけんをクリアしている信頼しんらいできる会社かいしゃだけが許可きょか取得しゅとくすることができます。

ゼロエミッション

ゼロエミッションとは、「排出はいしゅつをゼロにする」という意味いみで、有害物質ゆうがいぶっしつ廃棄物はいきぶつなどをかぎりなくゼロにちかづけるみのことです。

廃棄物はいきぶつのゼロエミッションでは、ある産業さんぎょうからたゴミをほか分野ぶんやさい利用りようすることで、廃棄物はいきぶつ処分しょぶんりょうゼロを目指めざしています。

廃棄物はいきぶつじょうには限度げんどがあり、日本にっぽんではすうじゅうねんにはいっぱいになるといわれています。

資源しげん分別ふんべつやリサイクルを徹底てっていしてゼロエミッションを目指めざすことは、わたしたちの環境かんきょうらしをまもり、きれいな空気くうきみず、そして健康けんこう地球ちきゅう未来みらいどもたちにのこすことができる重要じゅうようみです。

不法投棄ふほうとうき

不法投棄ふほうとうきとは、ゴミを適正てきせい処理しょりせず、やまうみ道路どうろ公園こうえんなどに無断むだんてたりめたりする違法行為いほうこういです。

「ポイて」というとかるこえますが、不適切ふてきせつ場所ばしょにゴミをてることは不法投棄ふほうとうきになり犯罪行為はんざいこういです。

不法投棄ふほうとうきされたゴミは、有害物質ゆうがいぶっしつかわうみなかながんで、動物どうぶつたちやみずなか生態系せいたいけい影響えいきょうあたえ、地球環境ちきゅうかんきょうにもわる影響えいきょうおよぼします。

個人こじん場合ばあいは5ねん以下いか懲役ちょうえき、もしくは1,000まんえん以下いか罰金ばっきん、またはその両方りょうほう

さらに法人ほうじん会社かいしゃなど)の場合ばあいは3億円おくえん以下いか罰金ばっきんされる、とてもおも犯罪はんざいです。

原状回復(げんじょうかいふく)

原状回復(げんじょうかいふく)とは、使(つか)っていたものを使(つか)(はじ)める(まえ)(もと)状態(じょうたい)(もど)すことをいいます。

(たと)えば、(あそ)()わったおもちゃや教室(きょうしつ)使(つか)っていた道具(どうぐ)(もと)場所(ばしょ)(もど)すことも原状回復(げんじょうかいふく)です。

建物(たてもの)場所(ばしょ)()りて仕事(しごと)をしている会社(かいしゃ)部屋(へや)()りて()らしている(ひと)は、()()しなどでその場所(ばしょ)から(はな)れる(とき)には、()りる(まえ)状態(じょうたい)(もど)さなければいけません。

原状回復(げんじょうかいふく)工事(こうじ)では、()りた(とき)には()かった(たな)機械(きかい)などがあればそれを()(はず)して、(かべ)(あな)()けたり(ゆか)(きず)つけたりした部分(ぶぶん)があればそれを修理(しゅうり)します。

しっかりときれいに原状回復(げんじょうかいふく)をすることによって、(もの)場所(ばしょ)(なが)大切(たいせつ)使(つか)うことができ、(つぎ)にその場所(ばしょ)使(つか)(ひと)たちも気持(きも)ちよく使(つか)(はじ)めることができるようになります。

3R活動(かつどう)

3Rは、ゴミの(りょう)()らす「Reduceリデュース」、()(かえ)何度(なんど)使用(しよう)する「Reuseリユース」、資源(しげん)として(ふたた)製品(せいひん)()する「Recycleリサイクル」の3つの言葉(ことば)頭文字(かしらもじ)()った言葉(ことば)です。

また、3Rの(ほか)にも、「 Refuseリフューズ拒否(きょひ)する)」や「 Repairリペア修理(しゅうり)する)」、「 Returnリターン返却(へんきゃく)する)」などの(あたら)しい(かんが)(かた)登場(とうじょう)しています。

さらに最近(さいきん)では、3Rに「Renewableリニューアブル」を(くわ)えた、「 3R+Renewableリニューアブル」という言葉(ことば)使(つか)われ(はじ)めています。

リニューアブルは、「再生(さいせい)可能(かのう)資源(しげん)()えること」で、普通(ふつう)はゴミになるプラスチックを微生物(びせいぶつ)によって分解(ぶんかい)されるバイオマスプラスチックなどの素材(そざい)()えていく(かんが)(かた)です。

このような3R活動(かつどう)は、ゴミを()らして地球環境(ちきゅうかんきょう)への負担(ふたん)(すく)なくする大切(たいせつ)()()みです。

(ねつ)回収(かいしゅう)
(サーマルリサイクル)

(ねつ)回収(かいしゅう) (サーマルリサイクル)とは、ゴミを処理(しょり) する(とき) にただ焼却(しょうきゃく) するのではなく、() やした(とき)発生(はっせい) する (ねつ) エネルギー発電(はつでん)温水(おんすい) プールなどに(さい)利用(りよう) する方法(ほうほう) です。

ゴミはなるべく() さないことが大事(だいじ) ですが、どうしても() てしまったり分別(ふんべつ) ができないゴミなどに(たい) して有効(ゆうこう)方法(ほうほう) です。

たとえば、解体(かいたい)工事(こうじ) などで()木材(もくざい) のゴミは、燃料(ねんりょう) チップに加工(かこう) することで、発電(はつでん) やボイラーの燃料(ねんりょう)再利用(さいりよう) できます。

資源(しげん) として再利用(さいりよう) できないプラスチックのゴミは、RPFという固形燃料(こけいねんりょう)加工(かこう) したり、特殊(とくしゅ)機械(きかい)() やすことで冷暖房(れいだんぼう)温水(おんすい) プールなどで活用(かつよう) できます。

石油(せきゆ)石炭(せきたん) といった天然資源(てんねんしげん)消費(しょうひ)(おさ) えることができ、結果的(けっかてき)二酸化炭素(にさんかたんそ)(りょう)() らすことができます。

動脈(どうみゃく)産業(さんぎょう)
静脈(じょうみゃく)産業(さんぎょう)

社会(しゃかい)全体(ぜんたい)経済活動(けいざいかつどう)(ひと)(からだ) 血液(けつえき)循環(じゅんかん(たと) えた言葉(ことば) です。

製造業(せいぞうぎょう) などのメーカーが製品(せいひん)()() し、消費者(しょうひしゃ)提供(ていきょう) する産業(さんぎょう) を「動脈(どうみゃく)産業(さんぎょう) 」と() ぶのに(たい) して、消費(しょうひ) された(あと)廃棄物(はいきぶつ)適正(てきせい)処理(しょり) やリサイクルに(すがる) わる産業(さんぎょう) を「静脈産業(じょうみゃくさんぎょう) 」と() びます。

日本(にっぽん)高度経済成長期(こうどけいざいせいちょうき) では動脈(どうみゃく)産業(さんぎょう)(だい) きく発展(はってん) した一方(いっぽう) で、公害(こうがい) やゴミの不法投棄(ふほうとうき) などの環境破壊(かんきょうはかい)天然資源(てんねんしげん)枯渇(こかつ)問題(もんだい) となりました。

これからの社会(しゃかい) は「動脈(どうみゃく)産業(さんぎょう) 」と「静脈産業(じょうみゃくさんぎょう) 」の両方(りょうほう)連携(れんけい) して、再利用(さいりよう) できるものはできるだけ()(かえ)活用(かつよう) し、資源(しげん)枯渇(こかつ) しないことを目指(めざ) します。

資源(しげん)(かぎ) りのある日本(にっぽん) では、 SDGs(持続(じぞく)可能(かのう)開発(かいはつ)目標(もくひょう)意識(いしき) した(とく)重要(じゅうよう)(かんが)(かた) です。

資源(しげん)消費(しょうひ)(おさ) えることができ、結果的(けっかてき)二酸化炭素(にさんかたんそ)(りょう)() らすことができます。

労働災害(ろうどうさいがい)

仕事(しごと) をしているとき、(おも) わぬ事故(じこ) によって怪我(けが) をしたり病気(びょうき) になってしてしまうこと、または()くなってしてしまうことを労働災害(ろうどうさいがい) といいます。

たとえば、工事現場(こうじげんば)(たか) いところから()ちてしまったり、工具(こうぐ) などで()()ってしまったり、有害物質(ゆうがいぶっしつ)(あつか)っていて病気(びょうき)になってしまうことなどが労働災害(ろうどうさいがい)です。

労働災害(ろうどうさいがい)() きてしまうと、会社(かいしゃ) がその責任(せきにん)()ことになります。

労働災害(ろうどうさいがい)(ふせ) ぐために、会社(かいしゃ) には(はたら)場所(ばしょ)安全(あんぜん) にしておくことや、道具(どうぐ)機械(きかい) などの(ただ) しい使(つか)(かた)(はたら)(ひと) にきちんと(おしえ) える義務(ぎむ) があります。

(はたら)(ひと) は、会社(かいしゃ) のルールを(まも) って、危険(きけん)場所(ばしょ)(もの)(ちか) づかないように、注意深(ちゅういぶか)仕事(しごと)()() むことが大切(たいせつ) です。

脱着(だっちゃく)装置(そうち)() きコンテナ専用(せんよう)(しゃ)
(アームロール/フックロール)

脱着(だっちゃく)装置(そうち)() きコンテナ専用(せんよう)(しゃ)は、車体(しゃたい)(うし)ろにコンテナ(荷台(にだい))を()()げる アーム装備(そうび)されているトラックのことです。

メーカーによって、「アームロール」や「フックロール」「ロールオン」などと()ばれることもあります。

アームという(おお)きなクレーンを使(つか)ってコンテナを装着(そうちゃく)して、産業廃棄物(さんぎょうはいきぶつ)(すな)などを(はこ)ぶことができます。

また、コンテナを()ろしたり(かたむ)けたりできるので、()()()ろすのにも便利(べんり)です。

(はず)したコンテナにゴミを()んでいき、ゴミがたまったらそのコンテナごと交換(こうかん)回収(かいしゅう)ができることから、建設現場(けんせつげんば)などで活躍(かつやく)しているトラックです。

PCB

PCBとは、Poly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化(えんか) ビフェニル)の略称(りゃくしょう) で、人工的(じんこうてき)(つく) られた(あぶら) のような化学物質(かがくぶっしつ) です。

(ねつ)分解(ぶんかい) しにくく、電気(でんき)絶縁(ぜつえん)(せい) (たか) いといった性質(せいしつ) から、変圧器(へんあつき) やコンデンサー、業務用(ぎょうむよう)蛍光灯(けいこうとう) など、さまざまな電気(でんき)機器(きき)使(つか) われていました。

ところが、PCBには人体(じんたい)環境(かんきょう)(わる)影響(えいきょう)(あた) えることがわかったため、現在(げんざい) では(あら) たに製造(せいぞう) することが禁止(きんし) され、安全(あんぜん)代替(だいたい)(ひん) への交換(こうかん)(おこな) われています。

PCBが使(つか) われていた(むかし)電気(でんき)機器(きき) などは、(せん)(もん)処理(しょり)会社(かいしゃ)(ただ) しく処分(しょぶん) しなければいけません。

最終処分(さいしゅうしょぶん)

中間(ちゅうかん)処理(しょり)(おこな)ってそれ以上(いじょう)処理(しょり)できずに(のこ)ったゴミを、最終的(さいしゅうてき)安全(あんぜん)状態(じょうたい)にすることを最終(さいしゅう)処分(しょぶん)といいます。

具体的(ぐたいてき)には、(つち)(なか)()()てたり、(うみ)(なか)()てたり、再生(さいせい)することが最終(さいしゅう)処分(しょぶん)です。

()()てるゴミは、環境(かんきょう)影響(えいきょう)(あた)えないものは「 安定(あんてい)(がた)」、時間(じかん)()つと地下水(ちかすい)などを汚染(おせん)する可能性(かのうせい)があるものは「 管理(かんり)(がた)」、有害物質(ゆうがいぶっしつ)(おお)(ふく)むものは「 遮断(しゃだん)(がた)」の処分場(しょぶんじょう)()()てます。

しかし、()()てる場所(ばしょ)には限界(げんかい)があるため、できるかぎりリサイクルなどを(おこな)って、ゴミを()らす()()みが必要(ひつよう)です。

積替保管(つみかえほかん)

ゴミが()場所(ばしょ)から処分場(しょぶんじょう)までの途中(とちゅう)で、ゴミをいったんトラックから()ろして、一時的(いちじてき)保管(ほかん)したり、(べつ)(くるま)()()えたりすることを積替(つみかえ)保管(ほかん)といいます。

(ほか)会社(かいしゃ)()したゴミを(はこ)会社(かいしゃ)は、トラックに()()んだゴミを処分場(しょぶんじょう)まで()ろさずに(はこ)ばなければいけないルールがあります。

そこで、積替(つみかえ)保管(ほかん)許可(きょか)取得(しゅとく)することで、いったんゴミを()ろして、(ほか)のゴミと()わせて大型(おおがた)のトラックに()()え、まとめて処分場(しょぶんじょう)(はこ)ぶことができるようになります。

積替(つみかえ)保管(ほかん)活用(かつよう)することでゴミを効率的(こうりつてき)(はこ)び、トラックの燃料(ねんりょう)廃棄(はいき)ガスの発生(はっせい)(おさ)えて、 環境(かんきょう)(やさ)しい運搬(うんぱん)(おこな)うことができます。

KY(危険(きけん)予知(よち))活動(かつどう)

事故(じこ)災害(さいがい)(ふせ)ぐためには、仕事(しごと)(はじ)める(まえ)に、その仕事(しごと)にはどんな危険(きけん)があるかを()っておく必要(ひつよう)があります。

そこで、作業(さぎょう)(まえ)にその仕事(しごと)をする(ひと)全員(ぜんいん)でKY(危険(きけん)予知(よち))活動(かつどう)(おこな)って、危険(きけん)なポイント(はな)()います。

全員(ぜんいん)参加(さんか)して意見(いけん)()()うことで、自分(じぶん)では()づかなかった危険(きけん)()ることができたり、どうすれば解決(かいけつ)できるかをみんなで(かんが)えることができます。

そして、(はな)()いの結果(けっか)をもとに、どのように作業(さぎょう)(すす)めればよいかを()めて、安全(あんぜん)仕事(しごと)ができる環境(かんきょう)(つく)ることができます。

ヒヤリハット

(おお)きな事故(じこ)災害(さいがい)につながる一歩(いっぽ)手前(てまえ)で、ヒヤリとしたことやハッとした出来事(できごと)を「ヒヤリハット」といいます。

ハインリッヒの法則(ほうそく)といって、1(けん)重大(じゅうだい)事故(じこ)背後(はいご)には29(けん)軽微(けいび)事故(じこ)があり、さらにその背後(はいご)には300(けん)のヒヤリハットが存在(そんざい)するとされています。

たとえば、建設工事(けんせつこうじ)では、(たか)いところから()ちそうになったり、工具(こうぐ)()()りそうになったりすることがヒヤリハットです。

そのときは事故(じこ)にならなくても、それで安心(あんしん)せずに原因(げんいん)分析(ぶんせき)して、また(おな)じことがないようにしなければいけません。

(もっぱ)(ぶつ)

(もっぱ)(ぶつ)とは、正式名称(せいしきめいしょう)を「(もっぱ)再生(さいせい)利用(りよう)目的(もくてき)となる産業廃棄物(さんぎょうはいきぶつ)または一般廃棄物(いっぱんはいきぶつ)」といって、(おも)にリサイクルすることを目的(もくてき)とする廃棄物(はいきぶつ)()します。

具体的(ぐたいてき)には、古紙(こし)くず(てつ)あきびん(るい)()繊維(せんい)の4種類(しゅるい)で、これらを専門(せんもん)()(あつか)会社(かいしゃ)を、(もっぱ)業者(ぎょうしゃ)()びます。

廃棄物(はいきぶつ)処理(しょり)するには許可(きょか)必要(ひつよう)ですが、(もっぱ)(ぶつ)(あつか)場合(ばあい)は、それが必要(ひつよう)ないなどの特別(とくべつ)なルールがあります。

しかし、(もっぱ)(ぶつ)廃棄(はいき)(ぶつ)であることには()わりないため、特別(とくべつ)なルール以外(いがい)は、廃棄物(はいきぶつ)同様(どうよう)(ただ)しく処理(しょり)しなければなりません。

(かり)(がこ)

工事(こうじ)期間中(きかんちゅう)工事現場(こうじげんば)内部(ないぶ)外部(がいぶ)()けるための(かこ)いを仮囲(かりがこ)いと()びます。

工事(こうじ)(はじ)まる(まえ)に、工事現場(こうじげんば)(まわ)りを専用(せんよう)(いた)などで(かこ)います。

関係者(かんけいしゃ)以外(いがい)()()りを(きん)じたり、通行(つうこう)(しゃ)安全(あんぜん)確保(かくほ)したり、盗難(とうなん)防止(ぼうし)やホコリの飛散(ひさん)防止(ぼうし)騒音(そうおん)防止(ぼうし)などさまざまな目的(もくてき)があります。

仮囲(かりがこ)いの(たか)さは、屋外(おくがい)工事(こうじ)では建物(たてもの)(おお)きさによって法律(ほうりつ)()められていて、屋内(おくない)場合(ばあい)天井(てんじょう)(たか)さに()わせます。

また、最近(さいきん)建設現場(けんせつげんば)仮囲(かりがこ)いは、(はな)やイラストなどが(えが)かれて、(まわ)りの風景(ふうけい)()わせた工夫(くふう)がされているものがあります。

養生(ようじょう)

作業(さぎょう)(おこな)(まえ)に、作業(さぎょう)(おこな)周辺(しゅうへん)(よご)れたり(きず)ついたりすることを(ふせ)いで保護(ほご)することを養生(ようじょう)といいます。

商品(しょうひん)にゴミが()かないようにしたり、ペンキが()()らないようにしたり、騒音(そうおん)やホコリが(そと)()れないようにすることなど、養生(ようじょう)にはさまざまな目的(もくてき)があります。

養生(ようじょう)では、専用(せんよう)のシートやテープ、ブルーシートやマスキングテープなどを使用(しよう)します。

養生(ようじょう)をしっかりしていないと、大切(たいせつ)なものに(きず)をつけたり、()(かえ)しのつかないトラブルに発展(はってん)する可能性(かのうせい)があるので、作業(さぎょう)(はじ)める(まえ)にきちんと養生(ようじょう)ができているか(かなら)確認(かくにん)しなければいけません。

(はつ)

ハンマーや電動工具(でんどうこうぐ)使(つか)って、コンクリートの(かべ)(ゆか)などを(けず)ったり、(くだ)いたりすることを建設(けんせつ)用語(ようご)では「(はつ)」といいます。

重機(じゅうき)使(つか)って建物(たてもの)解体(かいたい)するのとは(ちが)って、手作業(てさぎょう)でコンクリートやタイルなどを(けず)って部分的(ぶぶんてき)(こわ)したり、きれいに(ととの)えたりします。

(はつ)作業(さぎょう)は、とても(おお)きな(おと)やホコリが()てしまうため、工事(こうじ)(なか)では(おと)(おさ)えたりホコリが()れないようにさまざまな対策(たいさく)をします。


(はつ)りには特別(とくべつ)資格(しかく)必要(ひつよう)ないので、(だれ)でも見習(みなら)いから経験(けいけん)()んで上達(じょうたつ)していくことができます。

ISO

ISOとは、正式名称(せいしきめいしょう)を「国際標準化機構(こくさいひょうじゅんかきこう)(International Organization for Standardization)」といって、工業製品(こうぎょうせいひん)産業(さんぎょう)技術(ぎじゅつ)など、さまざまな分野(ぶんや)において 世界共通(せかいきょうつ)基準(きじゅん)(さだ)めている組織(そしき)です。

その基準(きじゅん)を「規格(きかく)」と()び、製品(せいひん)自体(じたい)規格(きかく)仕組(しくみ)規格(きかく)にしたものなど、さまざまな種類(しゅるい)があります。

たとえば、ISO14001は、「環境(かんきょう)マネジメントシステム」といって、環境保護(かんきょうほご)のために()()まなければならない組織(そしき)仕組(しく)みが()められています。

信用状(しんようじょう)(L/C)取引(とりひき)

L/C(えるしー)はLetter of Credit(信用状(しんようじょう))の(りゃく)で、貿易(ぼうえき)取引(とりひき)輸入者(ゆにゅうしゃ)()())が輸出者(ゆしゅつしゃ)()())に商品(しょうひん)代金(だいきん)支払(しはら)方法(ほうほう)の1つです。

海外(かいがい)会社(かいしゃ)との取引(とりひき)では、(ふね)などで商品(しょうひん)(はこ)ぶのに時間(じかん)がかかり、商品(しょうひん)()()りと代金(だいきん)支払(しはら)いが同時(どうじ)にできません。

そうすると、輸出者(ゆしゅつしゃ)商品(しょうひん)(おく)っているのに代金(だいきん)支払(しはら)われなかったり、
輸入者(ゆにゅうしゃ)代金(だいきん)支払(しはら)っているのに商品(しょうひん)(とど)かなかったりなどのトラブルに(つな)がります。

そこで、輸入者(ゆにゅうしゃ)輸出者(ゆしゅつしゃ)(あいだ)銀行(ぎんこう)(はい)って、両者(りょうしゃ)審査(しんさ)をして 信用状(しんようじょう)発行(はっこう)し、必要(ひつよう)資料(しりょう)(ととの)ったことを確認(かくにん)できれば、銀行(ぎんこう)輸入者(ゆにゅうしゃ)()わって一時的(いちじてき)代金(だいきん)支払(しはら)ってくれます。

信用状(しんようじょう)(L/C)は、銀行(ぎんこう)からの信用(しんよう)()られた輸出者(ゆしゅつしゃ)輸入者(ゆにゅうしゃ)が、ともに安心(あんしん)して貿易(ぼうえき)取引(とりひき)(おこな)うための仕組(しく)みです。

特殊(とくしゅ)健康診断(けんこうしんだん)

特殊(とくしゅ)健康診断(けんこうしんだん)は、定期的(ていきてき)(おこな)一般(いっぱん)健康診断(けんこうしんだん)(ほか)に、(はたら)(うえ)健康上(けんこうじょう)(とく)有害(ゆうがい)とされる仕事(しごと)をする(ひと)()けなければならない健康診断(けんこうしんだん)です。

有害物質(ゆうがいぶっしつ)()(あつか)作業(さぎょう)高気圧(こうきあつ)(なか)仕事(しごと)をする場合(ばあい)など、さまざまな種類(しゅるい)があります。

その仕事(しごと)(はじ)める(まえ)(はたら)いている(あいだ)、そしてその仕事(しごと)をしなくなった(あと)一定(いってい)期間(きかん)定期的(ていきてき)()ける必要(ひつよう)があります。

会社(かいしゃ)は、特殊(とくしゅ)健康診断(けんこうしんだん)結果(けっか)確認(かくにん)して、その仕事(しごと)をさせても大丈夫(だいじょうぶ)か、(からだ)(がい)はなく仕事(しごと)ができているかを(つね)にチェックしています。

特殊(とくしゅ)健康診断(けんこうしんだん)によって、(はたら)(ひと)健康障害(けんこうしょうがい)未然(みぜん)(ふせ)いで、 安心(あんしん)して(はたら)ける職場(しょくば)(つく)っています。

特別管理産業廃棄物とくべつかんりさんぎょうはいきぶつ

廃棄物処理法(はいきぶつしょりほう)という法律(ほうりつ)で、「爆発(ばくはつ)(せい)毒性(どくせい)感染(かんせん)(せい)その()(ひと)健康(けんこう)(また)生活環境(せいかつかんきょう)(かか)被害(ひがい)(しょう)ずるおそれがある性状(せいじょう)(ゆう)する廃棄物(はいきぶつ)」を特別(とくべつ)管理(かんり)産業廃棄物(さんぎょうはいきぶつ)として規定(きてい)されています。

たとえば、(つよ)酸性(さんせい)やアルカリ(せい)液体(えきたい)爆発(ばくはつ)する危険(きけん)(せい)のあるゴミ、(ひと)感染(かんせん)する可能(かのう)(せい)のあるゴミなど、人体(じんたい)環境(かんきょう)(とく)有害(ゆうがい)なゴミが該当(がいとう)します。

廃棄物(はいきぶつ)処理(しょり)するための基準(きじゅん)が、通常(つうじょう)廃棄物(はいきぶつ)よりも(きび)しくされています。

特別(とくべつ)管理(かんり)産業廃棄物(さんぎょうはいきぶつ)は、専門(せんもん)講習(こうしゅう)()けたり、化学(かがく)知識(ちしき)がある(ひと)責任(せきにん)()って廃棄(はいき)しなければいけません。

特定建設業とくていけんせつぎょう

建設工事(けんせつこうじ)現場(げんば)では、(おお)きな工事(こうじ)になると1つの建設会社(けんせつがいしゃ)だけではなく、(おお)くの会社(かいしゃ)協力(きょうりょく)して工事(こうじ)完成(かんせい)目指(めざ)します。

そのような工事(こうじ)(なか)では、元請会社(もとうけがいしゃ)()ばれるリーダーとなる会社(かいしゃ)がいて、下請(したうけ)会社(がいしゃ)()ばれる専門(せんもん)工事(こうじ)会社(がいしゃ)をまとめています。

(おお)きな工事(こうじ)になればなるほど、下請(したうけ)会社(がいしゃ)依頼(いらい)する金額(きんがく)(おお)きくなります。

その金額(きんがく)一定(いってい)金額(きんがく)()える場合(ばあい)には、建設業(けんせつぎょう)許可(きょか)(なか)でも「特定建設業(とくていけんせつぎょう)」という特別(とくべつ)許可(きょか)必要(ひつよう)になります。

特定建設業(とくていけんせつぎょう)許可(きょか)()けるためには、技術者(ぎじゅつしゃ)会社(かいしゃ)財務状況(ざいむじょうきょう)など、一般(いっぱん)建設業(けんせつぎょう)許可(きょか)よりも(きび)しい審査(しんさ)必要(ひつよう)になります。

足場あしば

建物(たてもの)建築工事(けんちくこうじ)(かべ)塗装作業(とそうさぎょう)などで、高所(こうしょ)作業(さぎょう)(おこな)うための(かり)(ゆか)通路(つうろ)足場(あしば)といいます。

足場(あしば)には、くさび緊結式(きんけつしき)足場(あしば)枠組足場(わくぐみあしば)単管(たんかん)足場(あしば)()足場(あしば)などの種類(しゅるい)があります。また、組立(くみた)(かた)によって、(ほん)足場(あしば)一側足場(いっそくあしば)といった()(かた)もあります。

高所(こうしょ)からの転落事故(てんらくじこ)など、足場(あしば)での作業(さぎょう)には危険(きけん)(ともな)うため、まず足場(あしば)()()てたり解体(かいたい)するには、必要(ひつよう)教育(きょういく)()けた 鳶職(とびしょく) という(ひと)作業(さぎょう)をします。

そして、足場(あしば)(うえ)作業(さぎょう)をするときには、墜落(ついらく)制止(せいし)(よう)器具(きぐ) という保護具(ほごぐ)装備(そうび)しなければいけません。

シャーリング加工(かこう)

シャーリング加工かこうは、 せん断加工だんかこうともばれ、材料ざいりょうこまかくする加工かこうです。

ギロチンシャーやアリゲーターシャーといった機械きかい使つかって、おおきな金属きんぞくめられたおおきさにこまかくけていきます。

工作こうさく使つかうハサミとおな仕組しくみで、うえ(パンチ)とした(ダイ)で金属きんぞくはさんで、ちからくわえながら切断せつだんしています。

おおきな機械きかいでとてもつよちからることができるため、一度いちどにたくさんの材料ざいりょうあつみのある金属きんぞくでもこまかくすることができます。

こまかくされた金属きんぞく製鉄所せいてつじょなどでかして、ふたたあたらしい材料ざいりょうとしてまれわります。

保管基準(ほかんきじゅん)

産業廃棄物さんぎょうはいきぶつ処理工場しょりこうじょうなどにれられたゴミは、処理しょりをしていくなかただしく保管ほかんをしなければなりません。

法律ほうりつ保管ほかんについてのルールがめられていて、ゴミを保管ほかんする場所ばしょかこ いや看板かんばん設置せっちすることや、保管ほかんするりょうげてよいたかさの基準きじゅん土壌汚染どじょうおせん悪臭あくしゅう害虫がいちゅう発生はっせい防止ぼうしするためルールなどがあります。

この保管基準ほかんきじゅん違反いはんすると産業廃棄物さんぎょうはいきぶつあつか許可きょかされたり、きびしい罰則ばっそくけたりします。

また、最近さいきんでは廃棄物はいきぶつだけではなく、金属きんぞくスクラップなどについても、条例じょうれい保管基準ほかんきじゅんめている自治体じちたいもあります。

総合判断説(そうごうはんだんせつ)

あるものが、価値かちのあるもの有価物ゆうかぶつ)なのか不要ふようなゴミ(廃棄物はいきぶつ)なのかを判断はんだんするためのかんがかたです。

あるものっているひとが「価値かちがある」とっても、本当ほんとう有価物ゆうかぶつなのかはつぎの5つから総合的そうごうてき判断はんだんされます。

もの性状せいじょう
そのもの利用りようできる状態じょうたいで、環境かんきょうわる影響えいきょうがないか
排出はいしゅつ状況じょうきょう
そのものいたいひとがいて、るときまできちんと管理かんりされているか
通常つうじょうあつか形態けいたい
なか一般的いっぱんてきいされているものか
取引とりひき価値かち有無うむ
ることで利益りえきることができるものか
占有者せんゆうしゃ意思いし
そのものっているひとただしく利用りようしたり、またはだれかにろうとしているか